映画「エスケープ・ルーム」「脱出ゲーム」を映像化したシチュエーションスリラー！あらすじ・感想・ネタバレ

映画「エスケープ・ルーム」あらすじ

謎の送り主からの招待状に応じて賞金1万ドルの懸かった

体験型脱出ゲームに参加することになった、6名

内気な理系女子大生ゾーイ、冴えないフリーターのベン、元陸軍兵士のアマンダ、

裕福な投資家ジェイソン、中年のトラック運転手マイケル、ゲーム愛好家のダニー。

ゲームの開始は、ゲームマスターと呼ばれる進行役が行い、

ゲームマスターが来るのを待つ間、外でタバコを吸おうと

部屋の外に出ようとしますが、ドアノブが外れてしまう。

突如始まった脱出ゲーム。

第１の部屋

外れたドアノブの跡が、ダイヤル式になっている事に気付いたジェイソンは、

部屋の中にヒントがあると考え、全員で部屋の中を捜索！

部屋の中に、ブラッドベリの書籍「華氏451」があった事から、

ゾーイは、ダイヤルを「451℃」に回すが・・・

天井や柱がヒーターのようになり、待合室は一変し、高温度の灼熱地獄に！

部屋を探索するゾーイは、テーブルにあるコースターに注目し、

6か所あるコースターの1つを押すと、背後の絵画が開き、脱出用のダクトが出現する

脱出する為には、6カ所すべてを押す必要があった。

ベンは給水装置の水に注目し、コップいっぱいまで水を注ぎ、

その重さでコースターを押さえ続ける方法で、

ベンとダニーは、灼熱部屋の天井から、

炎が噴射されるギリギリの所で、脱出に成功する。

灼熱部屋から、無事に脱出した6人は、命の危険を感じるが、

ゲームを続行するしかない事に気が付く。

脱出した先は、山小屋

そこから出るには、錠前にかけられた、ロックを解除する必要があり、

7文字のスペルを入力しなければならなかった。

部屋の中には「歴史に名を刻むもの」とヒントが？

更に、部屋の中には、アルファベットが一文字ずつ書かれたヒントも！

ヒントに気付いたベンは、自身の過去が蘇る

※ベンは、友人たちと歌いながら車を運転し、事故を起こしていた。

事故を起こした時に歌っていた歌詞に登場する人物の

スペルだった。※

第２の部屋

ロックが解除され、外に出た6人を待っていたのは、雪山のような部屋

ダニーは、本物の雪山のような演出に

はしゃいで動き回りますが、見えない壁に激突！

ダニーを笑っていたのも束の間、見えない壁から冷気が噴射され、

部屋の気温は氷点下まで下がっていく。

ベンが偶然、氷の1か所に穴が開いている事を発見し、

マイケルが見つけた釣竿と、ゾーイが見つけた磁石で、

氷の底に沈んでいた鍵を釣りあげるが、カギは氷で覆われていた。

氷を解かす必要がある為、

煙草を吸っていたベンに、ライターを渡すように伝えるが、

寒さで機嫌が悪くなっていたベンは、ライターを投げ捨て「取りに来い」と言いう。

ダニーがライターを拾った瞬間、氷の一部が爆発し、

ダニーは氷の下に落下！

氷の下は川のようになっており、

激しい流れに抗えず、ダニーは命を落とす。

自分の軽率な行いを反省したベンと仲間たちは、

協力して氷を溶かし、鍵を取り出す。

第３の部屋

氷の部屋を脱出した5人。

天地が逆になったビリヤード・ルームだった。

ビリーヤードルームの電話の受話器からは

不快なノイズが流れる・・その度に床が抜け落ちる仕組みだった。

アマンダは、元陸軍兵士の身体能力を活かし、

ビリヤード・ルームを駆け上がり、金庫を見つける。

金庫には必要な４つの数字がいる

ゾーイは、壁の一部がスライドパズルになっている事に気付く。

スライドパズルを完成させると、ビリヤード台の上に配置された、

ビリヤードボールの数字が金庫の番号である事が分かるが、

金庫を無事あけ、次の部屋へのカギを手に入れたアマンダは

出口までの足場を失い、次の部屋へのカギを

ジェイソン達に投げ渡して、奈落の底へ落ちていく。

第４の部屋

残った４人は次の部屋へ・・そこは病室の様だった。

今回集められた6人の共通点が発覚！する

ゾーイは、飛行機墜落事故に遭遇しながらも生き残った、

唯一の生還者で、ジェイソンも海難事故からの唯一の生存者だった。

その部屋では、ゲームマスター「ウータン・ユー博士」からの映像が流れ、

唯一の生存者の中から、さらに生き残る事ができる、

強運の持ち主を探す事が、「エスケープ・ルーム」の狙いであることが分かる

次のゲームは5分以内に次の部屋への出口を探さないと、毒ガスが噴射される？

ジェイソンは、ウータン・ユー博士のヒントから、

心拍数が脱出の鍵である事に気付き、AEDを使用し、

マイケルの心臓に電気ショックを与えて、

心拍数を上げようとしますが、失敗しマイケルは死亡。

ジェイソンは「逆に心拍数を下げる」事を思いつき、

瞑想を始め、心拍数を下げ、次の部屋への入り口を出現させる。

ジェイソンとベンは、次の部屋へ進むが、

ゾーイはこれを拒否し、病室に残り、毒ガスを吸って倒れる。

第５の部屋

ジェイソンとベンは、白と黒を基調にした狭い部屋へ辿り着く。

第5の部屋の仕掛けは簡単で、次の部屋へと繋がる扉を開けるだけですが、

固くて重い事から、2人は協力して扉を開ける。

扉には毒が塗ってあり、部屋の中にある解毒剤を探す事に？

しかし、解毒剤は１つしかなく、ジェイソンとベンは解毒剤を

巡っての争いに！

ベンは、格闘の末解毒剤を手に入れ次の部屋へ。

最後の部屋

第４の部屋の病室で倒れていたゾーイは、

死体を回収に来た作業員を襲い、拳銃を奪う。

ゾーイは、病室にあった酸素吸引機を使用し、毒ガスから身を守っていた。

一方、「最期の部屋」を攻略したベンは、ウータン・ユー博士が待つ部屋へ辿り着き、

ウータン・ユー博士は「競馬に勝った馬が、賞金を貰えるか？」と言い放ち、

ベンの首を絞めます。

そこへ、ゾーイが現れ、ウータン・ユー博士を射殺！

数日後、ゾーイは「エスケープ・ルーム」のあった場所に警察を連れて行きますが、

そこは廃墟となっており、何も残って無かった。

ゾーイは退院したベンと共に、このゲームを仕組んだ企業を探し出す事を決意するが、

ゾーイには、新たな謎解きが？

映画「エスケープ・ルーム」感想

命がけの謎解きゲーム！

色々な仕掛けが面白く、あっという間にラストまで！

ランダムに集められたように見える参加者には

実は、共通点があった！事が軸になっているのですが

第４の部屋で参加者の共通点が明らかになります。

「エスケープ・ルーム」の黒幕は、謎のままで終わりますが、

一般人の命をおもちゃにする権力者達の遊びなのでしょうか？

ルールに従って、ゲームに勝ち残ったベン。

ルールを無視して勝ち残ったゾーイ。

この２人のゲームに対する姿勢は、社会を表しているような

気がしてなりませんでした。

人の命を弄ぶゲーム。

続編にも期待できそうです。