映画「バーニー・トムソンの殺人日記」あらすじ・感想・ネタバレ

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映画「バーニー・トムソンの殺人日記」とは？

2015年のカナダ／イギリス／アメリカ合作

床屋で働く冴えない男の周囲で起こる連続殺人を

コメディタッチで描いた痛快スリラー

個性派俳優、ロバート・カーライルの初監督作。

事故が起き、それを何とかごまかそうとして

さらに大事に至る展開は思わず笑ってしまう。

俳優陣のイカれた演技にも注目。

映画「バーニー・トムソンの殺人日記」キャスト

映画「バーニー・トムソンの殺人日記」あらすじ

中年理髪師のバーニー・トムソンは

客との世間話も楽しめず接客もろくにできない為

理髪店のオーナーの男に解雇を言い渡され、

トムソンは解雇しないようオーナーに必死にすがります。

もみ合いになり、倒れたオーナーの胸にカット用の

ハサミが刺さってしまいます。

オーナーの死亡を確認したトムソンは、パニック！

母・セモリナのアパートへ死体を隠す事に！

母の忠告に従って、死体を冷凍庫に入れようとしたが

冷凍庫には、バラバラになった別の死体？！

ご丁寧にラベルまで付いていた・・・。

母の癖で、冷凍品にはラベルを付けているらしい・・・

バラバラ事件が世の中を騒がせている中での

冷凍庫からの死体！これは・・・もしや母が殺人犯？

一方、ホルドール警部、は同僚の女警部との出世争いに負け、

意地でもバラバラ遺体殺人事件の犯人を上げようと必死！

理髪店のオーナーが行方不明になっている事件が

バラバラ遺体殺人と関係あると睨み、トムソンの事情聴取をしていました。

余計な事をついつい言ってしまうトムソンでしたが、

何とか、ごまかし？難を逃れます。

しかし、トムソンがオーナーを殺したと気が付いた

常連客のチャーリーにより、同僚のクリスにまでバレてしまいます。

トムソンはクリスともみ合いになり、彼をも殺害してしまいました。

オーナーもクリスも殺す気は無く、事故だった・・と主張するトムソン。

再び、母のセモリナに泣きつきますが、母の態度は冷たく

トムソンは、実は売春の果てに生まれた子だった事を告白！

母は、はトムソンを嘲笑した後その場で頓死！なぜ？

自分のアイデンティティを失ってしまったトムソンは

クリスの遺体を川に沈め、母が犯した殺人の

バラバラ遺体をクリスの家に置き、クリスを犯人に仕立て上げます。

トムソンが一連の事件に関係し、怪しいと思っている

ホルドール警部は、わなを仕掛けトムソンをおびき出します。

女警部とホルドール警部そしてお互いの相棒が

手柄の取り合いで相対し、緊迫したムードに。

そして４人はトムソンを差し置いて銃撃戦を繰り広げ、

挙句全員絶命！トムソンは彼らを放置。

クリスが犯人として指名手配され、トムソンはまたもや、難を逃れました。

床屋は人手不足！の為オーナーからの解雇は無効となり、

常連客のチャーリーの噂話で、客からの信頼を取り戻し

彼は店のナンバーワンに昇進！

人生を取り戻した、トムソンの満足そうな顔でラスト。

映画「バーニー・トムソンの殺人日記」感想

イギリス特有のブラックジョーク満載の作品。

この作品は、ちょっと賛否が分かれるかも？

ラストの展開まで、トムソンの行動が笑えます。

どうも、うだつが上がらないが、ちょっとした事で

パニックになり、切れたりもする性格ですが

最後には、母に泣きつくマザコン？

この母親のキャラも強烈で、トムソンは母親の言いなりです。

トムソンが捕まるんだろうと思いながら

観ていたのですが、何故か危ないながらも

うまく切り抜けているのは、運がいいのか、悪いのか？

バラバラ殺人犯の母親から、売春の果てに生まれた子だと

告白されたときの、失望ぶりは、ちょっと可愛そうでもあり

笑えるシーンでした。

そして、まさかのラストの展開にはちょっとビックリ？

手柄の奪い合いで、警察が殺し合い？（笑）

不運な中のトムソンが最後の最後には

理髪店のナンバーワンになり、ハッピーエンドなのも

笑える展開です。

全体的に、悪趣味なブラックジョークのオンパレードですが

イギリスのコメディが好きな方には、お勧めの作品です。