映画「ミラーズ　呪怨鏡」都市伝説をベースにしたロシアホラー。あらすじ・感想・ネタバレ

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映画「ミラーズ　呪怨鏡」とは？

2015年　ロシア製作

都市伝説をベースにした作品。

鏡から悪魔を呼び出す儀式を行った少女達に

恐ろしい運命が待ち受ける。

「スペードの女王」の正体が分かった時

戦慄の時が訪れる！？

映画「ミラーズ　呪怨鏡」キャスト

アリナ・ババク（アーニャ）

イゴール・クリプノフ（アントン）

ウラジミ－ル・セレズニョウ（スミルノフ）

バレーリヤ・ドミトリエワ（カーチャ）

エフゲニヤ・ロサ

映画「ミラーズ　呪怨鏡」あらすじ・ネタバレ

4人の男女の子供たちが、こわい話をしている所から始まります。

ある男の子がお風呂場で「スペードの女王」という悪霊を呼び出してしまう

そして・・・・

その男の子は鏡の中に黒いドレスの女性を見るようになり、

やがて髪の毛を切られる・・・

精神病院に入院した男の子はそのまま死んでしまった。

カーチャが話し、それをセリョージャが録画しています。

マトヴェイ…17歳の男の子。

セリョージャ…黒ぶち眼鏡をかけた男の子。

カーチャ…金髪の女の子。

アーニャ…12歳の女の子。

この4人が、鏡の中の「スペードの女王」を

呼び出してしまう儀式を行います。

-儀式-

口紅で鏡に「扉と、そこに続く階段」を描き、

ろうそくに火を点けて、鏡に向かって3回

「出でよ、スペードの女王」と繰り返す。

直後に何か物音が聞こえ、

左側にあったクローゼットの扉が開く。

最初に異変を感じたのはマトヴェイで、

夜、アーニャの部屋をマトヴェイが訪ねてきます。

夜中に起きたら物音がして、鏡を見たら中に「スペードの女王」がいた…

そう言ったマトヴェイは、左の耳の後ろを見せます。

マトヴェイが見せた場所だけ、髪の毛が短く切られていました。

アーニャがマトヴェイに飲み物を入れて戻って来ると、

居間の床の上にマトヴェイが倒れていました。

マトヴェイは心臓発作で亡くなる。

3人ともマトヴェイが死んでからは、

スペードの女王が実在すると思っているので、

3人とも、家にある鏡を片っ端から布で隠し、

見えないようにしました。

離婚したアーニャの父・アントンは最初、

その話を聞きましたが「妄想だろう」と思っていました。

夜寝つけずに部屋を移動した時、アーニャのベッドの下に

黒い影が入っていったのを目撃します。

部屋を出ると足元で金属音がし、拾い上げると、それはハサミ？

アーニャが目の前に立って「彼女が来た」と言います。

アーニャの背後には黒い触手のようなものが大量に湧きでていました。

しかし別方向にもアーニャがいて「それ、私じゃない」と言います。

そんな夢を見たアントンは驚いて、起き出しましたが、

その時、ドア口に黒い影を目撃します。

セリョージャがシャワーを浴びていると、横に黒い影が現れ

セリョージャも死んでしまう。

アントンは元妻マリーナとアーニャを家に入れると、

家じゅうの鏡をすべて取り除いたり、覆いをかけたりし

スミルノフ（悪霊の専門家？）に連絡を取り協力を仰ぐ。

スミルノフは、スペードの女王の怪談話に関係する

怪談話のルーツを話します。

●1963年、3人の子どもがキャンプ中に死んだ事件
●1985年、2人の19歳の少女が自殺
●1998年、少年がビルから飛び降り自殺
●スミルノフの息子もスペードの女王に殺されたひとり。

目撃者の証言によると、黒衣の女を目撃している・・・

スミルノフとアントンは、アーニャを救う事が出来るのか？

ラストの、意外な展開に、目を見張る！

映画「ミラーズ　呪怨鏡」感想

鏡に纏わる黒いドレスの女“スペードの女王”

に関する正統派ホラーではありますが、

序盤のフォークロアっぽい流れから、

後半はまさかのエクソシズムへと展開する流れは

イマイチ。

「スペードの女王」のキャラクターの印象が弱い感じで

衝撃度や、恐怖度はさほどない感じ。

鏡に向かって唱えると召喚出来ると云う都市伝説は、

よくある設定で、恐怖を盛り上げるほどでは無かった。

「スペードの女王」の目的も、鏡との関連性も

全く謎のままで、過去の出来事はそれなりに

面白かったが、全体的なバランスを見ると

盛り上がりに欠ける作品。

怖くないホラーを観てみたい方には、良いかも？

マニアには、物足りない感じかも知れません。