映画「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」音に反応して現れる“何か”の恐怖を描くホラーの続編　あらすじ・感想・ネタバレ

映画「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」あらすじ

2020年、空から地球に飛来した「何か」は人類を襲撃し、

生き残った人類は文明を捨て「何か」に見つからないように

隠れ潜んで生活していた。

「何か」の飛来から474日後、母イヴリンが息子を出産した夜に

アボット一家は聴覚障害を持つ娘リーガンの持つ補聴器から

発せられる高周波によって「何か」の弱点を露出させ殺害できることを発見しますが、

同時に父のリーが家族を守るために死亡。

隠れ家も崩壊してしまい、新たな地を目指すことを余儀なくなった

イヴリン、リーガン、マーカス、そして産まれたばかりの息子の4人は

ニューヨーク方向へと向かう。

道中、「立ち入り禁止」の看板が掲げられる廃工場で

マーカスが仕掛けられていたトラバサミに引っかかり足を負傷するが

廃工場に隠れ潜む男に救われ、彼の住む廃工場の地下へと案内される。

エメットの隠れ家でリーガンはラジオから「ビヨンド・ザ・シー」

が流れていることに気づく。

廃工場へと電波を飛ばせる放送局が徒歩1日圏内の

波止場から目視できるはずの孤島にあることを突き止め、

リーガンはラジオから補聴器の放つ高周波を流すことが出来れば

生き残っている人間を支援できると力説したが、

危険すぎる行動にマーカスは反対。

リーガンとエメットは船を調達し島へと向かいますが、

同時に2人は「何か」が泳げないことを知る。

島に上陸した2人は、島に住む生き残りの住民たちに受け入れられる。

島民は「何か」の襲来初日に島に逃げ込んだ人間たちであり、

海を渡れない「何か」の襲撃を受けることなく平和に過ごしていた。

補聴器の高周波をラジオから流すリーガンの作戦を

住民のリーダーは快く引き受けてくれる。

その頃、マーカスの負った傷の薬を探すため

一時的に廃工場を出たイヴリンでしたが、彼女の不在中に廃工場は

「何か」に襲われマーカスと乳児は危機に瀕していた。

翌日、島の海岸を歩くエメットは波止場で見かけた船が

海岸に漂流している様子を目撃！

「何か」が船を使い島へと上陸したと言うエメット、

急いで集落へと戻ったエメットの前には

「何か」による虐殺が繰り広げられていた。

エメットとリーガンは放送室へと急ぐが、

放送室の扉による騒音で「何か」に気づかれ、

リーガンを守るためにエメットが身代わりとなり脚を負傷。

リーガンが補聴器の高周波を鳴らしたことで「何か」は苦しみ始めます。

さらにリーガンは補聴器をラジオのマイクへと近づけ、

放送室外のスピーカーから大音量で流す事に成功する。

その音声は、シェルター内で「何か」に襲われていた

マーカスのラジオにも流れ、彼の前の「何か」も苦しみだす。

リーガンは弱点を露出させた「何か」に近づき、

鉄パイプで「何か」の弱点を貫き殺害。

そして、マーカスも「何か」の弱点をイヴリンの拳銃で打ち抜き殺害する。

映画「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」感想

前作からの続きで始まり、音を立ててはいけない！

生まれたばかりの赤ちゃんを連れての、移動シーンなど

ドキドキする場面も盛り沢山。

何より、聴覚障害を持つリーガンを主軸に話が展開していきます。

補聴器の高周波で「何か」を苦しめ、殺す！

緊張する展開の中で、「何か」が泳げない事や

島で平和に暮らしている人たちの生活を見ると

少しほっとしますが、つかの間・・すぐに虐殺！

息つく暇のない展開に、終始息を殺して見入ります。

「何か」が来た１DAY

平和な日常が1日にして壊されていく様は、恐ろしい・・

ちょっと残念なのは、1日目のシーンが余りにも

あっさり目に描かれた事。

もう少し濃く描いても面白かったかも？個人的にそう思ってしまいます。

全体的には、緊張感もありバランスは悪くないとは思いますが

聴覚障害を持つリーガンを主軸に話が展開していくだけでは

少し弱いかな？とも思えました。

続編では、面白い部類に入る作品です。

ラストでは、３が出来るのかな？という感じを受けましたが

この設定のまま、作るとしたらどうなるのかな？

「何か」も銃で殺せるなら・・・軍隊は？とか

微妙な疑問も残ります。