BBCドラマミステリー「夜の来訪者」あらすじと感想 

海外ドラマ

私が、BBSドラマミステリー「夜の来訪者」を御紹介したい理由

 

イギリスの劇作家プリーストリーの代表作でもあり、何度も映画やドラマ化されています。

 

個人的に1800~1900年代のイギリスが好きなので、ずっと見たいと思っていたドラマの1つ。

実際に見てみると、とても上品な流れの中、最後のどんでん返しも面白く

メッセージ性の深さにも感銘を受けた為です。

 

今の時代身分階層こそは無いですが、やはり貧富の差はあり

海外だけではなく、日本でも同じような事が起こり得るんだと感じています。

 

早い展開で実に心地よく見れる作品なので

是非、ご覧いただきたいと思い、記事にさせて頂きました。

 

 

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BBCドラマミステリー「夜の来訪者」とは?

プリーストリー(1894~1984)原作のミステリー

2015年に英BBCが映像化したドラマです。

ある女性の自殺から事件は始まる。

女性の自殺に秘められた真実とは!!

何とも意味深な内容で、思わず何??となるような見出しで

引き込まれてしまいます。

 

出演

デヴィッド・シューリス(グール警部)
ソフィー・ランドル (エヴァ・スミス)
ミランダ・リチャードソン(シビル)
ケン・ストット(アーサー)
フィン・コール(エリック)
クロエ・ピリー(シーラ)
カイル・ソーラー(ジェラルド)

 

余談ですが、デヴィッド・シュ―リスは「ハリー・ポッター」のルービンでお馴染みです。
存在感のある俳優さんで、「夜の来訪者」は彼が居なければ成り立たないんじゃないかとも
思わせるほどでした。

BBCドラマミステリー「夜の来訪者」あらすじ(ネタバレ有り)

 

1912年のある夜。

 

バーリング家では長女シーラと、バーリング家とライバル関係にある

クロフト家の息子ジェラルドの婚約を祝う食事会が行われていた。

地方出身だが事業で成功した父アーサー

上流階級出身で特権意識の強い母シビル

そして酒飲みで頼りない弟エリックも、2人の婚約を心から祝福していた。

 

祝宴中、グールという警部が屋敷に現れ、ある1人の女性の自殺を告げる。

女性の自殺には、バーリング家の全員が関わっていた。

病院で亡くなったのはエヴァ・スミス (若くて美しい貧困層の女性である)

 

警部は、まず主人であるアーサーに彼女の写真を見せる

アーサーは彼女に見覚えがあった、自分の経営する工場の女工の1人だった。

工場のストライキの際、有無を言わせず、解雇した女工・・

 

2番目に写真を見せられたのは娘のシーラ

彼女も又、見覚えがあった。

彼女の行きつけのショップでドレスを見ている時、店員にクスッと笑われた!

(店員は工場を解雇されたエヴァ)

馬鹿にされたと勘違いしたシーラは、大袈裟に騒ぎ立て彼女を首にした。

(本当は彼女の美しさに嫉妬したのです)

 

3番目に写真を見せられたのは、シーラの婚約者ジェラルド

彼も又、彼女を知っていた。

酒場で危機に瀕していた彼女を救ったのが、ジェラルドだった。

しかし、救ったのがきっかけとなり彼女と関係を結んでいた。

 

4番目に写真を見せられたのは、母のシビル

街の慈善協会の幹事として、シビルも又彼女を知っていた。

2週間ほど前、妊娠した女性が救いを求めて慈善協会に来たが、追い返してしまう。

救いを求めてきた女性こそが、彼女だった。

そして、男に責任を負わすべきだと主張する。

 

最後に写真を見たのは、弟エリック

勿論、彼も彼女を知っていた。

何故なら、彼女を妊娠させたのはエリックだった。

エリックは彼女に本気だったと思われるが、身分の差が

彼と彼女の間にあった為、結果的に彼女を追い詰めてしまった。

全てを告白したエリック

 

家族の話を順番に聞かされた弟エリックと長女のシーラ

若い二人は、自分たち家族がした事を苦悩する。

家族全員の罪をあばいた警部は、静かに去っていく。

 

以下、ネタバレも含みます。

警部が帰った後、不信感を抱いた父と婚約者は

警察に電話をし、グールという警部などは居ない事を知る。

そして、病院にも問い合わせ、自殺者が無い事も・・・・。

 

グール警部が帰った後で、実はエヴァは自殺する。

彼女の部屋からは、バーリング家の人々とかかわった事が日記に書かれていた。

そして、自殺した彼女の側にいた、グール警部が忽然と姿を消した。

 

暫くして、バーリング家に警察からの電話が・・・

たった今、女性の自殺者が運ばれてきたと・・・

BBCドラマミステリー「夜の来訪者」まとめ

 

人間のエゴが生み出す怖さを、実感するようなドラマです。

 

グール警部が最後に言った言葉が印象的!

一人のエヴァ・スミスは、この世を去りました――しかし、
何千万、何百万という無数のエヴァ・スミスや、ジョン・スミスのような男女が、
わたしたちのもとに残されています。
かれらの生活、かれらの希望や不安、かれらの苦しみや幸福になるチャンスは、
すべて、わたしたちの生活や、わたしたちが考えたり、
言ったり、おこなったりすることと絡みあっているのです。
わたしたちは、一人で生きているのではありません。
わたしたちは、共同体の一員なのです。
わたしたちは、おたがいに対して責任があるのです。

 

エヴァ・スミスは

工場を解雇され、必死で見つけた次の仕事も首になる。

住む場所や、食べ物もままならない状態に陥ります。

 

食事に事欠いていたエヴァは、食事と住む場所の世話をしてくれた

ジェラルドに好感を持つ。

エヴァは、ジェラルドと関係を持ち、愛人として囲われる。

しかし、長くは続かず・・・破局。

 

無意識に弱いものを虐げる社会性を、炙りだしたような、感慨深い作品でした。

BBCドラマミステリー「夜の来訪者」感想

 

グール警部とは一体誰だったのでしょうか?

ドラマを見終わって考えてみても、全く分からないですが

人間の良心に訴えるもの・・かもしれませんね。

 

イギリスのBBCドラマは、沢山面白いものがあります。

アガサクリスティ原作の「そして誰もいなくなった」

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