映画「スパイラル：ソウ オールリセット」ジグソウの美学は引き継がれる？あらすじ・ネタバレ・感想

スパイラル：ソウ オールリセット　あらすじ・ネタバレあり

地下鉄の線路上。舌を固定され、宙吊りの男。

舌を引き抜いて生きるか、ぶらさがったまま死ぬか？

猛スピードの電車が轟音を立てて迫り、やがて無残にも男の体は四散する。

それはジグソウを凌駕する猟奇犯が仕掛けた、新たなゲームの始まりだった！

ターゲットは全て警官！？

不気味な渦巻模様と青い箱が、捜査にあたるジークと相棒ウィリアムを挑発する。

「PLAY ME」と記されたUSBメモリが入った、青い箱

メモリの中には渦巻模様の画像？

模様は過去に連続殺人鬼として名を馳せた

「ジグソウ」の模様であり、警察署に緊張が走る。

渦巻が描かれた壁が裁判所のものだ気づき、裁判所へ！

そこには、青い小箱があり、中には被害者の舌と453と記された警官バッジが・・

地下鉄で無残な死を遂げたのは、ボズウィック刑事だと判明する。

ボズウィック刑事はかつてのジークの相棒であり、

ジークが孤立しているときに優しくしてくれた数少ない警官の一人だった。

続いての死のゲームの犠牲者はフィッチ刑事。

フィッチは目覚めると浅い水槽の中に入れられ、

両手の指が金属に巻かれており、何らかの装置につながれてた。

モニターが作動し、彼が過去に善良な市民を殺害したことを指弾する。

水槽に水が注がれており、90秒以内に指をすべてひきちぎれば脱出できるが、

間に合わなければ通電している銅線に水が触れ、感電死すると告げる。

彼は過去にジークからの応援要請を意図的に握りつぶし、

その結果ジークが殉職しかけたという因縁を持つ人物だった。

そして、ジーク宛にまた小包が届く。

USBの中には、警察署の近くにある橋のたもとに停めてある車の車体に

うずまき模様が書かれている映像だった。

ジークたちは橋まで急行！

車のなかには豚の死骸と小箱があり、小箱には指と982番のフィッチの警官バッジが！！

翌日、ジークの相棒のシェンクが出勤せず、又小包が届く。

中には、豚の覆面と切り取られた人間の皮が入っていた。

「チャーリー」という文字がタトゥーされた人の皮？

ジークの相棒のシェンク刑事の腕にも同じタトゥーが入っていたのを

思い出したジーク。

箱の中にはその他に小瓶が入っており、コンスタンティントレインズの文字

現場に向かったジークは、そこでテープレコーダーと

皮をはがれた人間の死体を発見する。

その遺体は、シェンク刑事だったのか？

その頃、警察署内にいるアンジー警部は、地下にあるファイル室へ向かってた。

ファイル室で何者かに拉致され、目覚めたアンジーの顔には薄い布が？

やがて機械音によるメッセージが流れ、

首の下に設置されたナイフに首を押し当てて脊髄を切れば、

下半身不随になるものの拘束状態から抜け出すことができる。

時間内に今の状態から抜け出せなければ、顔の上に煮えたぎった蝋が落ちてくる！

アンジーは意を決してナイフに首を押し当てるが・・・・

監視カメラ映像を確認したジークは、13分間の映像が欠落していることを発見する。

ピートという手がかりを追って彼の自宅を訪れたジークだったが、

遂に彼も拘束される。

気が付くととある倉庫の一室でパイプに手錠でつながれ、

手の届く所にのこぎりが置かれてた。

ジークはヘアピンを見つけ出し、手錠の拘束を脱する事に成功する。

倉庫の中を進むと、ジークはかつてのパートナーであった

ピーター・ダンリービーが拘束されていた。

テープレコーダーから録音が再生され、ジークはピーターの

命のカギを握る事になる。

ピーターの拘束されている前にガラス粉砕機が設置されており、

ガラスが破壊されるたびに彼はその破片を浴びる。

時間内に、助けられるか？それとも見殺しにするのか？

時間内に助ける事が出来ず、ピーターはガラスの破片が

体中に突き刺さり死亡。

ジークが別の部屋に移動すると、そこには皮をはがれ

死亡したと思われていた、相棒のシャンク刑事が！？

驚くジーク！　相棒のシャンク刑事は、ジークにゲームを仕掛る

シャンク刑事の本名は、エマーソンで彼の父親は

ピーターに殺された息子であった。

シャンク刑事の父は、署内にはびこる汚職刑事の

口封じの為に殺されたのだったが、その事実を知りながら

当時警察署署長だったマーカス（ジークの父）も死のゲームの

対象になっていた・・・

宙づりにされていたマーカスの体には沢山の管が

繋がれており、血を抜かれていた。

最後の死のゲームの少し前に、シャンク刑事は緊急通報し、

数分後には、スワットチームが到着する様に仕掛けていた。

弾が1発だけ入った銃を、ジークに渡し選択を迫るシャンク刑事。

※シャンクを射殺すると、父を助けられず、失血死する。

※父を助ける為、宙づり解除の的を撃てば、その間にシャンクは逃亡する。

ジークの判断は、的を居ぬき父を助ける事だった・・・

宙づりから徐々に降ろされるマーカス、

しかし、その瞬間スワットチームがシャッターを焼き切って侵入を試みる

シャッターを焼き切ると、仕掛けられた罠が作動し、再びマーカスが

宙づりに・・・。

マーカスの腕には、銃が固定されており、それを見たスワットチームに

狙撃されてしまいます。

父を救えなかったジークは、絶叫しシャンクの追跡を諦める。

その隙に、逃亡したシャンク刑事・・・

—end—

スパイラル：ソウ オールリセット　感想

今までの「ソウ」シリーズとは少し違うという印象です。

ただ、仕掛けは妙に凝っていて、面白いのですが、

犠牲者に救いはない！という所は・・・微妙です。

全体的にテンポは良く、話は進んで行きますが

少し詰め込みすぎな感じは、否めません。

犯人の動機は明確で分かりやすいのですが、その為

「死のゲーム」がフェアじゃなくなってる感もありました。

この作品を観て、疑問がありました。

映画の冒頭、大掛かりな地下鉄での仕掛け。

1人で地下鉄が通る間の時間にこんな仕掛けが出来るのか？

他の仕掛けも結構大がかりと言う意味でも、１人では無理な気もしています。

細かい疑問は置いておいて、ジグソウの「美学」は引き継いでいる

という意味では、面白い作品だったと思います。

「死のゲーム」の仕掛けはどれも面白く、見ごたえ抜群！

犯人が逃げた事によって、続編もありそうな感じです。