韓国映画「王と道化師たち」痛快コメディ時代劇！あらすじ・感想

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韓国映画「王と道化師たち」とは？

王の評判をでっち上げる道化師たちの

作戦の行方を描く、時代劇コメディ！

主演は『毒戦 BELIEVER』のチョ・ジヌン。

道化師たちの活躍を爽快な笑いいっぱいに描きながら、

政治と情報操作との関わりを風刺する

メッセージが盛り込まれている。

時代背景は、李氏朝鮮の第7代国王世祖の頃の話。

首陽大君時代、甥の１１歳の端宗を追い落とし

甥の王位を奪った事で有名。

反対勢力を抑える為の（癸酉靖難）は有名です。

晩年には自身の身体の皮膚が徐々に癩病

（現在でいうハンセン病）に侵されるようになり、

今作品は、その頃の事を描いています。

韓国映画「王と道化師たち」キャスト

韓国映画「王と道化師たち」あらすじ

ゆすりがなりわいのドクホたち。

彼らの詐欺の腕前を聞いたハン・ミョンフェは、王朝の良い評判を

でっち上げる仕事を彼らに依頼。

王の評価を上げるために、花を降らせたり、

山の中に仏様を登場させたり、

「人のうわさ」になりそうな奇跡をいろいろ起こす！

すると彼らの演出で奇跡的な出来事を見た民衆は

王に神が宿っていると信じるように。

この時代での噂を作るやり方が面白い！

だがハンの要求は次第にエスカレートし…。

韓国映画「王と道化師たち」感想

B級作品ではありますが、シリアスな部分と、コメディ部分の

メリハリがしっかりしてて、かなり面白い作品です。

死六臣の事にも触れていて、かなり歴史的にもしっかり作られています。

※死六臣とは
世祖によって王位を追われた端宗の復位を
図ろうとして処刑された李氏朝鮮時代の6人の政治家を指す言葉。

王になる為に甥の座を奪った為、民から信頼を得られない世祖の為に

世祖の策士である、ハン・ミョンフェの依頼で

色んな奇跡を次々に作り上げていく手法は見事！

道化師のドッコに加え、軽業師のパルプンや絵師のジンサンなどが

様々な手法を使うのだが、どう見ても怪しさ満載で笑える。

しかし、民はその奇跡を信じ、王の評判がドンドンと

変わって行くのも見もの！

王の周りって、こんなに奸臣ばかりなの？と思う１面もあり

奸臣達の行動にも笑えます。

ラストで、命を狙われるドッコたちが起死回生を図り

一発逆転を狙う！

痛快な終わり方で、見てるほうもスッキリ～

実史に出てくる人物像も面白く、韓国時代劇が

好きな方には、是非お勧めの作品です。