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ブロサー仲間のいごっそう612さんも紹介されています。
映画「クロノス」とは?
ギレルモ・デル・トロ監督の長編デビュー作となる
異色の吸血鬼ホラー。
昆虫型機械の美しいフォルムと機械の中に潜む
醜い寄生虫!ダークな世界に監督の美学が
詰め込まれている!
映画「クロノス」キャスト
ヘスス・グリス (フェデリコ・ルッピ)
アウロラ (タマラ・サナス)
アンヘル (ロン・パールマン)
デ・ラ・グァルディア (クラウディオ・ブルック)
メルセデス (マルガリータ・イザベル)
映画「クロノス」あらすじ
1536年、錬金術師のウベルト・フルカネリは宗教裁判所から逃れるために
メキシコへ渡り、総督ご用達の時計師になった。
彼はそこで永遠の生命の鍵となるものを作り、それを「クロノス」と名付けた。
時は流れ、400年後の1937年、丸天井が崩れ心臓に一撃を負った男がいた。
肌は死人のように白かった。
彼は「スオ・テンポーリ(時は永遠なり」という言葉を残して息絶えた。
警察が捜査したが、何も公表されなかった。
「クロノス」について触れられているものも何一つなかった。
古物商を営む初老の男ヘススは、売り物の天使像の中から
奇妙な金属機械を見つける。
彼がそれをいじると、それは時計のように動き出し、
中から飛び出した針が彼の手を貫いた。
やがてヘススはその針に刺されることに快感を覚え、
また血への渇きを抱くようになった。
同じ頃、彼の店にアンヘルという男が訪れ、天使像を買っていく。
だが、機械がその中にないことを知ると、
アンヘルと彼を操るその伯父のグァルディアは
その機械ークロノスーを渡すようヘススに要求した。
ヘススが申し出を断ると、グァルディアはクロノスを奪うようアンヘルに命じる。
体の半分を病魔に侵されたグァルディアは、生への執着から
クロノスを手に入れようとする。
グァルディアを疎ましく思うアンヘルはヘススを始末することで
命令を果たそうとするが、殺されたヘススは火葬場から姿を消す。
逃げたヘススはアウロラに匿ってもらった。
彼は日差しを浴びると皮膚がやけてしまう。
メルセデスに「アウロラを頼む。私にはやり残したことがある。
もし帰れたらどんな姿の私でも受け入れてくれ」と手紙を書いた。
クラウディオと、アンヘルを殺してしまったヘススは
その血を吸い、怪物になりかけていたが、アウロラの
「おじいちゃん」の一言で、我に返り、クロノスを破壊する。
不死の力を手放したヘススは、メルセデスとアウロラに
見守られ、ベッドの中で陽を浴びて行く。
映画「クロノス」感想
吸血鬼ものとは思えないような映画。
理由は、「ドラキュラ」の様な華麗さは一切ないんです。
ただのおじいちゃんが、吸血鬼になってしまうんですが
全くの偶然で、そうなってしまい、本人も何がなにやらって感じ?
偶然手にした、不死ですがヘススにとっては、希望も満足も無く
痛みは感じるけど、死ねない・・・恐るべしクロノス。
クロノスの中に閉じ込められている昆虫は、一体何だったのだろう?
永遠の命を与える、クロノスを巡り、2人の老人の闘いを描いた
ストーリー的には、至ってシンプル。
ギレルモ・デル・トロ監督のデビュー作だが、すでに
しっかりと、監督の世界観が味わえる。
クロノスの美しさや、古美術店の店内の装飾など、
細部に至るまでダークな、美しさが満載だった。
セリフが全くなく、最後に「おじいちゃん」と一言発する
孫のアウロラの可愛さが、目を引く。
ラストシーンの幸福感に包まれた演出は、美しく
哀しいけど、救われる思いです。
ギレルモ・デル・トロ監督のファンなら、見る価値はあると思います。
コメント
うわっ!懐かしい映画観ていますね(笑)
ギレルモ・デル・トロの原点ともいえる作品、雰囲気は出てました。
ご紹介ありがとうございます。
懐かしい記事で書き方も悪いなあ~と…
コメントありがとうございます。
昔の記事と今の記事では少し書き方も変わりますよね
この映画を見る前に、検索して
いごっそうさんの記事を見てから見たんですよー
やっぱり、雰囲気のある作品ですよね。
まさに、原点だと思います。
見て損はないなぁ~って感じでしたね