映画「小さな恋のメロディ」とは?
1971年のイギリス映画。
後にハリウッドで監督として成功したアラン・パーカーの処女作である。
少年少女の恋を瑞々しく描き、本国とアメリカではヒットしなかったが、
同じく1971年に公開された日本、それにアルゼンチンやチリなど
ラテンアメリカ諸国では大ヒットした。
タイトル(原題)の「メロディ」は、ヒロインの名前でもある。
この映画を最初に見たのは、リバイバル上映されてる時でした。
当時、マークレスターとトレシーハイドの可愛さに
胸キュンの映画だったと記憶しています。
改めて、見る機会が有った為、ご紹介します。
映画「小さな恋のメロディ」キャスト
マーク・レスター(ダニエル・ラティマー)
トレイシー・ハイド(メロディ・パーキンス)
ジャック・ワイルド(トム・オーンショー)
映画「小さな恋のメロディ」あらすじ
舞台はロンドン。
公立学校ながら、厳しい教師と生徒たちの間でささやかな対立がはじまっていた。
厳格な教えを説く教師たちや子供に過干渉な親たちと、
それらに従うことなくそれぞれの目的や楽しみを見つけようとする子供たち。
気が弱く大人しい11歳のダニエルもそんな生徒の一人だったが、
同じ学校に通うメロディという少女と出会う。
2人はいつしか互いに惹かれあい、悩みを打ち明け、
初めて心を許す相手を見つけたと感じた。
純粋ゆえに恐れを知らない2人は、学校をさぼって
海水浴場へデートに出かけたことから校長先生に叱られ、
クラスメートたちにも散々笑い者にされる。
ダニエルは悪友オーンショーにしつこくからかわれ、
殴り合いの喧嘩まで繰り広げてしまう。
事情を聴くこともなく押さえつけようとする大人たちに対し、
2人は一つの望みを口にする。
それは「結婚したい」という驚くべきものだった。
「どうして結婚できないのか」と問うが、当然親も教師もとりあわない。
ある日、教師が授業を始めようとすると、教室はほとんどもぬけの空であった。
自分たちの手で2人の結婚式を挙げようと、
クラスの生徒が集団エスケープしたのである。
教師たちはあわてて彼らを探しに行く。
廃線脇の隠れ場所で、オーンショーが神父を務める結婚式がとり行われていた。
ダニエルとメロディが誓いの言葉を唱えようとした時、
教師たちに見つかってしまい、子供たちは散り散りに逃げていく。
暖かい日差しの中で大人と子供の乱闘が繰り広げられ、
発明狂の男の子が作った自家製爆弾が車を見事に爆破すると、
大人たちは恐れをなして一目散に逃げて行く。
子供たちはやんやの喝采を挙げる。
その頃、ダニエルとメロディの2人はオーンショーの助けで追手を振り切り、
トロッコに乗って線路のはるか向こうへと駆け出して行った。
映画「小さな恋のメロディ」感想
イギリスの階級格差と言う中での、少年少女の恋愛。
明らかに中産階級のマダムの一人息子であるダニエル
労働階級の娘であるメロディ
労働階級であろう家の息子オーンショー
主人公の3人の関係と、階級格差を無視しての、
友情表現が成り立っている映画。
この映画の中での「大人社会からの独立戦争」が描かれていて
非常に面白い面だと思います。
2人の会話で、とても印象に残った会話があります
メロディ「そんなに長く私を愛せる?」
ダニエル「・・・もう一週間も愛しているんだよ。」
可愛すぎて、キャ~~~って言いそうになりますね。
ずっと一緒にいたいなら、即!結婚!
純粋で、可愛い!大人になると・・そんな事思えないのに><
ビー・ジーズの曲も印象にすごく残っています。
全編にビー・ジーズの名曲が流れ、巧みに感情を盛り上げてますね!
特にテーマ曲の「メロディ・フェア」は大ヒット。
誰しも皆気になった?最後のシーンですが、トロッコに乗った
2人の行く先は?
最後は見る人のイマジネーションでしょうね
大人からの解放?自由?反抗? 全てを含んでる気がします。
その先に幸せがあるとは、限らないですがスクリーンの中の
彼らが輝いている事に間違いはないですね。
青春の1ページを飾ってくれた、名作でした。
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