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映画「蠅の王」1990/イギリス 人間性の奥に潜む“善と悪”の判断基準とは?あらすじ・感想

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映画「蠅の王」とは?

1954年出版のウィリアム・ゴールディングの小説を

1990年にハリー・フック監督が映画化した作品。

1963年の映画のリメイクとなっています。

無人島に漂着した子供たちを通して、

人間の奥底に潜む本質を描き出したドラマ!

過酷な環境に置かれるうち、理性と秩序を失っていく様は恐ろしい。

自然の美しさと対比するかのように、

子供たちが緊迫した状況にさらされていく展開は目が離せない。

随分前に観た映画なのですが、ブロサー仲間のCoquelicotさんの

ブログの中で「蠅の王」の事が書かれていました。

お嬢さんは、英語版の原作を読まれたそうです。

Coquelicotさんのブログ

映画「蠅の王」キャスト

バルサザール・ゲティ
クリス・フュール
ダニュエル・ピポリー
バジェット・デイル
ゲイリー・ルール
アンドリュー・タフト
エドワード・タフト
マイケル・グリーン

映画「蠅の王」あらすじ

大戦中、疎開地へ向かう飛行機が墜落し、

乗員である少年たちは南太平洋の無人島に置き去りにされる。

彼らはラーフピギーの2人を中心に規則を作り、

烽火をあげ続けることで救援を待とうとする。

最初こそ協力し合っていた少年たちであったが、

元々ラーフと仲の悪かった少年ジャックは、

ラーフが中心であることを気に入らず、

また食べ物などにも不自由しない島で自由に生きることを望んで、

独自に狩猟隊を結成する。

ジャックは狩猟隊のメンバーと共に毎日を好き勝手に漫遊し、

豚を狩ることで上等なご馳走を得るようになり、

やがてはラーフの一派の少年たちもその魅力に引かれ始める。

そんな中、船が島の沖を通りかかったにもかかわらず、

その日の当番が烽火を怠ったのが原因で、

少年たちの存在に気付かないまま船は過ぎ去ってしまう。

それが原因で、ラーフの一派では対立が巻き起こる。

狩猟隊の少年たちは次第に、内面の獣性が目覚めていき、

泥絵の具を顔に塗りたくった蛮族のような姿となって、

ついには仲間の一人であったサイモンを集団で手にかけるまでに至る。

仲間のほとんどをジャックに奪われたラーフは、

唯一自分の味方でいてくれたピギーも、

ジャックの取り巻きであるロジャーに岩を頭上に落とされて殺され、

完全に孤立する。

その翌日、ジャックは自らが王でいられる楽園を脅かしうる、

一番目障りな存在であったラーフを排除すべく、

狩猟隊に木の枝を槍のように尖らせて、ラーフを殺害するよう指示する。

ラーフは孤立してしまった恐怖や悲しみに苦しみながらも、

森に火を放ったジャックたち狩猟隊から、島中を逃げ回ることになる。

果たして、ラーフの運命は?

ラストシーンの少年たちの表情が意味するものは?

映画「蠅の王」 感想

集団心理・いじめ・狂気を描いた作品です。

人間の本来の善や悪を描ききった作品とも言えます。

無人島でサバイバル生活をする少年達に

襲い掛かる集団生活の難しさ。

現代社会の縮図とも言える、少年達の小さい国。

タイトルにもなっている「蠅の王」は

晒し首にされている豚の頭の事です。

豚の頭にドンドンと蠅がたかっていく。

※「蠅の王」とは悪魔ベルゼブブの異名でもあり、

ここでは、少年たちの心(傲慢、不道徳、獣感など)を

表しています。

子供だからこその残酷さが浮き彫りになって行く様は

身の毛のよだつ恐ろしさがあります。

最後の最後まで、緊迫感を維持した展開に

目を離せません。

原作を読んでいないのですが、どのあたりが違うのか

少し調べてみた所、機長が島で生存した部分や

船がヘリになってる所が、違うようです。

他は、ほぼ原作に忠実に作られているようですが

原作を読んだ方に感想なども聞いてみたい映画です。

コメント

  1. この映画は有名ですよね~。
    いつか観ないといけないと思いながらも、いまだに未見です
    観ないとなあ~。

    • ダメうさぎダメうさぎ より:

      コメントありがとうございます

      やはり、原作の面白い作品は
      映画にしても良い出来ですよね
      子役の子たちも、自然な演技で
      それが、あまりにも普通の子に見えたので
      怖さも倍増でしたね
      お時間のある時に、是非~~

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