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「KCIA 南山の部長たち」とは?
2020年 韓国製作
男はその日、なぜ大統領を暗殺したのか。
韓国現代史の闇を描いた衝撃作
1979年に起きたパク・チョンヒ大統領暗殺事件をもとにした実録サスペンス。
韓国を代表するトップスター、イ・ビョンホンが
愛国心と野心の間で葛藤する主人公を熱演する。
「KCIA 南山の部長たち」キャスト
「KCIA 南山の部長たち」あらすじ
1970年代、韓国はパク大統領の絶対的な支配下にあり、
大韓民国中央情報部(KCIA)は大統領直属の諜報機関として、
どの政府機関よりも優位に立っている組織であった。
しかし、1979年10月26日、パク大統領はKCIAのトップである
キム・ギュピョン部長の手によって射殺される。
事件発生40日前、政府の隠密かつ違法な活動を知り尽くしていた
元KCIA部長パク・ヨンガクはアメリカに亡命し、
コリアゲートの捜査にあたっての重要参考人として下院議会聴聞会に呼ばれ、
パク大統領を「革命への裏切り者」と証言し、大統領の腐敗を告発する。
これに激怒したパク大統領はキム部長をアメリカに派遣し、
パク元部長が出版しようとしている回顧録が出版されないために
手に入れるよう命じられる。
パク元部長は回顧録をキム部長に渡すが、
「イアーゴ」という男がいることを忠告する。
その男は大統領の真の右腕であり、KCIAはそのことを何も知らなかった。
キム部長がアメリカから帰国して間もなく、
クァク・サンチョン警護室長が大統領官邸でCIAの盗聴器を発見する。
それはKCIAも察知できていなかった事態だった。
大統領を守るためにあらゆる手段を講じるが、
やがて立場を失っていき、追い詰められたキム部長はとある決断をくだす。
「KCIA 南山の部長たち」感想
本作は暗殺に至るまでのパク大統領の背後にいる
男たちの複雑な権力闘争に焦点が当てられていて、
イ・ビョンホンの演技には疑いの余地がなく、
ギュピョンの決意の微かな変化を表情豊かな目と顔で見事に表現しています。
歴史の中で、韓国の大統領の悲惨な末路の1つである
暗殺事件を中心に、大統領を暗殺したキム・ギュピョンの
視点からも描いており、韓国の政治の恥部を詳細に描き出している。
観る者を惹きつけるような、イ・ビョンホンの演技
もう1度観たいと思わせるような映画です。
実際の事件を知らずに映画を見る場合は、
少し難解な部分があるかも知れないので、実際の事件の
あらすじもご紹介しておきます。
朴正煕暗殺事件(10・26事件)
1979年10月26日夜、ソウル特別市鍾路区宮井洞(クンジョンドン)にあるKCIA所有の秘密宴会場で、歌手やモデルなどの部外者も出席の上で、大統領を迎えた晩餐が行われた。
この席上、朴大統領が金に対して、反政府学生らが釜山のアメリカ文化館を占拠した事件(釜馬民主抗争)について責任を追及すると、車室長も追従して、KCIAの無能振りを叱責した。叱責は長時間に及んだが、歌手らが晩餐会場に入って場の雰囲気が和やかになると、金は中座して直属部下の朴興柱と朴善浩を呼び、銃声が聞こえたら控え室の大統領府警護員(車の部下)を射殺するよう指示した。
ほどなくして金は晩餐会場に戻り、再び政治の話が始まったが、KCIAの失態に話が及ぶに至り、19時41分、金は「閣下、こんな虫けらのような奴を連れて、政治がちゃんとできますか?」と叫び、車と朴にそれぞれ1発ずつ拳銃を発射した。しかし、金の拳銃が故障し、また銃声を電気のショートと勘違いした職員によってブレーカーが落とされたため、室内の電気が消えた。金は晩餐会場を一度出て、警護員らを射殺した朴善浩から拳銃を借りると再び晩餐会場に戻り、車と朴にとどめとして1発ずつ銃撃した。このとき晩餐会場には、他に大統領府秘書室長の金桂元やホステス2名(歌手の沈守峰と女子大生の申才順)も同席していたが、難を逃れた。
また、この日の宮井洞は、金の招待によって陸軍参謀総長の鄭昇和大将が大統領一行とは別に訪れていた。しかし、大統領の接待をしなくてはならなかった金は、部下である第二次長補の金正燮に、宴会場とは別の部屋で鄭の相手をさせていた。
間もなく金は、自分が射殺犯であることを隠して鄭のもとを訪れ、鄭や朴興柱らを伴って現場を離れたが、自らの牙城である南山のKCIA庁舎ではなく陸軍本部に向かい、参謀総長である鄭に戒厳令の布告を迫った。しかし、軍上層部にそれほどのパイプもない金の説得は無為に終わる。その後、金桂元秘書室長の証言によって金の犯行が明らかになると、緊急国務会議で逮捕令が出され、27日0時40分に大統領殺害犯として国軍保安司令部により逮捕された。その直後に全国に非常戒厳令が敷かれ、鄭参謀総長が戒厳司令官に就任した。
コメント
1979年に韓国の朴正煕大統領が中央情報部部長キム・ジェギュに暗殺された実話を基に映画化した実録サスペンス!面白そうですね~。
これは要チェックです!
ご紹介ありがとうございます。
コメントありがとうございます。
この作品、面白かったですよー
実録ってのは迫力ありますねー
是非~